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共働き世帯が働きやすさを感じる会社になるために【後編】

前編では同じ会社に勤務するメリット・デメリットについてお話をお伺いしました。
後編ではご夫妻でメーキューで働き続けている理由とこれからの目標を語っていただきました。

※話を伺った3組とも夫がマネージャー(以下、MG)、妻が店長なのでMG、店長と表記しています。

周囲の協力があったから店長職を引き受けられた

山本専務:今回ご参加いただいた女性の皆さんは産休育休から職場復帰して、現在は店長(現場責任者)という立場になっていますが、そのあたりを詳しくお聞かせいただけますか?

渡邊店長:店長の話をいただいた時に引き受けようと思えたのは夫の協力はもちろんですが、現場のパートさんたちの理解と協力があったからです。それと働きやすい環境を整えていただいた当時のマネージャーにも感謝しています。

三輪店長:最初の育休明けの時には時短制度がまだ無く、フルタイムで復帰しました。家庭と仕事の両立が大変で一時はパートになろうかなとも思っていましたが、ちょうどその時できた時短制度の利用を勧められました。

三輪MG:14年前ですね。

三輪店長:時短ならやっていけるのではと思いました。勤務先が学校給食だったので土日休みで子どもと休みを合わせやすかったのが一番大きいのかもしれないですね。店長を引き受けた理由は、店長をやれる人が当時は他にいなくて「やるしかなかった」っていうのが大きいかもしれないですね。

山本専務:最初に店長になったのはどこですか?

三輪店長:オープンが決まっていた名古屋市北部の小学校です。

三輪MG:育休が明ける前に小学校のオープンが決まって、それが復帰のタイミングと重なったことから白羽の矢が立ち、店長として復帰せざるを得なかった状況でしたね。

山本専務:店長を引き受けてみてどうでしたか?

三輪店長:最初は子供が小さいこともあり、子どもの行事などで休みが多くなるかなと思いました。責任者が休むと迷惑が掛かるかもしれないと心配しましたが、周りの協力もあってなんとかやれました。

山本専務:責任がある立場ですし、周囲の協力があって成り立っていたんですね!では、佐野さんが店長になったのはいつですか?

佐野店長:今の現場ですね。私もやらざるを得ない状況で(笑)

山本専務:やらないといけない状況だったから引き受けたと(笑)

佐野店長:責任者が休むとか早く帰ることがあるというのは周りの不満が大きくなるのではと思いましたが、上司や職場の人たちが理解してくれましたし、夫が忙しくて協力できない時は夫の両親が協力してくださってくれて。それがやってこられた一番の理由かなと思います。

佐野MG:お互いの実家が近いから妻の母も保育園の送り迎えをすごく協力してくれたりしました。

続けるためのモチベーションは「家族の幸せ」

山本専務:店長を引き受けてみてどうでしたか?

三輪店長:最初は子供が小さいこともあり、子どもの行事などで休みが多くなるかなと思いました。責任者が休むと迷惑が掛かるかもしれないと心配しましたが、周りの協力もあってなんとかやれました。

山本専務:責任がある立場ですからね。やはり周囲の協力があって成り立っていくんですね。これまでお話を伺ってきて、皆さんとても店長としてとても立派に家庭と仕事を両立できていると思いますが、続けるためのモチベーションみたいなのものが何かあったりしますか?

三輪店長:そうですね、お互いフルで働いているので収入がそれなりにある事で子ども達を旅行に連れて行けることですかね。あと私ひとりの時間も作れていることです。

山本専務:ひとりの時間って?父子だけで出掛けてくれたりするということですか?

三輪店長:そうです。出掛けてくれている間はひとりフリーな時間になります。

三輪MG:何かすればいいのに近所に買い物に行って帰ってくるだけみたいですけど。

山本専務:ひとりっていうのがいいんですよ。何をするでもなく「ひとり」っていうのが大事なんだよね。

三輪店長:そうなんですよ!

今後の目標は

山本専務:今後のご夫婦の目標みたいなものがあればお聞かせいただけますか?

渡邊MG:仕事と向き合っている姿が子供たちに良い影響を与えていけたらうれしいなと思っています。家庭があっての仕事だと思っていますのでプライベートの時間はこれからも大切にしていきたいです。

三輪MG:あと数年すると子ども達の教育資金が一番必要になる時期が来ます。それを見据えてお互いの収入もそうですが、私自身がさらにキャリアップできるように会社に貢献する、結果を出す、というのが目標です。

三輪店長:まだ子どもが小さいので先の話になりますが、名古屋市の小学校給食を最初からずっとやっているので将来的に受託している名古屋市の小学校をマネージャーとして担当できるようになれたらと思っています。

三輪MG:現在SDGsもあって女性管理職を増やしていく方針が会社としてありますので、妻とできるできないは別としてそういった道を目指す事も少し考えてみようと話したりしています。

山本専務:なるほど。会社の事を考えてくれてありがとうございます(笑)佐野家はどうですか?

佐野MG:5年後に30年の永年勤続賞を会社からいただけるので、しかも夫婦で2年連続受賞になります。(佐野ご夫妻は入社年が1年違い)今は2年連続で妻と二人で副賞の旅行に行くのが楽しみです。

山本専務:家族で行くのもいいけど、二人で行くのもいいね。

佐野MG:はい。できれば私は久しぶりに二人で行きたいと思っています。

佐野店長:目標は全く同じですけど、私は家族で行きたいと思っています(笑)

佐野MG:

一同:(笑)

メーキューは仕事と家庭を両立しやすい会社?

三輪MG:三輪家は二人とも働きやすいと思っています。

佐野MG:働きやすいかどうかで言ったら子供たちに寂しい思いをさせた事はあったかもしれないです。でも、とにかく会社全体が協力してくれる雰囲気をすごく感じますし、夫婦で一緒に働いていても優しさを感じます。

渡邊MG:我々はお互いにメディカル業態に従事していますが、当時シフト面で配属先の上司が配慮してくれていたのでお互い仕事に打ち込むことができました。今ではお互いシフト作成をしているのである程度休みを調整できますし、今も昔も皆さんに協力してもらえているので働きやすいです。

佐野店長:担当マネージャーがいろいろ考えてくださいました。

山本専務:上司の配慮…それが無いとなかなか難しいよね。

佐野店長:子育てしながらでも働きやすい現場に異動させていただいたり。

三輪MG:会社のそういう配慮があるから今も働きやすいと思います。

山本専務:なんだかんだ言って子育てしながら働くのは大変じゃないですか。子どもが小さい間の一定期間は会社や周りの配慮が無いと続かないですよね。だから仕事を続けていけるように会社や上司も含めてみんなで配慮するっていうのは大切ですね。それが長期的には女性管理職を増やしていくという事にもつながってくるんだと思います。

三輪店長:最初の子の時は会社の制度がフルタイムかパートしか無くて悩みました。時短制度ができた時は本当に助かりました。今は働き方改革もあって会社の制度がどんどん良くなってきているのですごく働きやすい環境になったと感じています。

渡邊店長:私は時短での復帰を2回しましたが正直大変でした。どうしても急に休むことになってしまったり、シフトに入れない事が心苦しかったですし、悩みもしました。当時現場の皆さんの優しさしさがすごく有難かったです。夫が同じ会社だという事も辞めずに頑張れた理由です。私の経験から思ったことですけど、メディカルの現場復帰は最初がどうしても大変なので育休明けの人が働きやすいようにしてあげてもらえたらと思います。

山本専務:経験からくる言葉ですね。周りのサポートが有難かった。子どもが体調を崩した時にどう周りがフォローするかって大事ですね。そこは自分たちが作り上げていかなくちゃ今後に繋がらないと思いますし、女性社員が50%を超えている会社なので、ジェンダー平等という点からも皆さんがやってこられた道をもっと良い環境に整備していかなきゃいけないと思っています。

渡邊店長:そうですね。サポートしていただけたから今ここにいます(笑)

山本専務:パートさん達は皆さんより年上で子育ての経験をしている人たちが多い会社と思いますが、現場での理解は得られやすいと感じますか?

三輪店長:子どもの学校行事で「休むね」と言っても全然嫌な顔とかされないですね。みんな「いいよ」って。

山本専務:そういう意味では女性が働きやすい環境ですか?

三輪店長:そうですね。みんな結構わかってくれます。

三輪MG:時代の変化だと思いますが、働くお母さんたちに対してどういう風に接してあげなきゃいけないのかっていうのを多分みんながそれなりに意識していると思うので、誰かがフォローに入ってくれたり、シフトを調整して休ませてもらえるとか。環境がだんだん整ってきたのかなというのは感じます。

山本専務:専業主婦が当たり前という時代ではなくなってきていますからね。管理職の方々も大変さや悩みを経験してきているからこそ問題への理解も進んでいるのではと思います。昔と今では働き方も家庭との両立の仕方も選択肢が増えてきて、時短制度や産休育休制度も働きやすさという面では良くなってきている。働き甲斐をみんなが得やすくするためには社会はもちろん、会社の仕組みや周りの配慮が重要ですね。そういう面ではこれからも積極的に取り組んでいきたいと思っています。個々人はもちろんですが、メーキューなら二人でも働きやすいと思ってくれるご夫婦が増えてきたらいいなと思っております。ありがとうございました。

渡邊夫妻は業務都合のためオンラインで参加