2024年1月31日~2月4日にネパールで行われた、第2回Nepal-Japan Friendship Summitに参加しました。そのレポートを前編・後編に分けてお届けいたします。前編では、弊社社長の山本が登壇したプレゼンテーション内容を中心に、メーキューを取り巻く状況について赤裸々にお伝えします。
Nepal-Japan Friendship Summitとは
Nepal-Japan Friendship Summitとは、フォースバレー・コンシェルジュ株式会社(以下フォースバレー)とLeadx Nepalが主催するサミットで、ネパールと日本両国の発展を促進するイベントです。
具体的には、ネパール現地企業や政府との情報交換や、現地教育機関の視察、現地学生のピッチイベントなどが行われました。
これらのイベントを通じて相互理解を深め、一方が他方をただ支援するのではなく、お互いに助け合って一緒に発展していくことを目指しています。
第1回は2022年に行われましたが、メーキューは今回の第2回目が初となる参加でした。
メーキューが参加した理由
実は現在、メーキューは海外人材の採用を積極的に行っています。
スタートは7年前の2016年、ベトナムからの技能実習生受け入れまで遡りますが、昨年8月からはネパール特定技能実習生の採用も始め、本格的な多国籍化に乗り出すこととなったのです。
海外へ目を向け始めたのは、年々浮き彫りになっていく人手不足に真っ向から取り組むためでした。
ネパールはあまり聞きなじみのない国かもしれませんが、ネパール人の日本留学生、就労者はここ数年、右肩上がりに増え続けています。
メーキューにおいてもすでに28人のネパール人の方に内定を出しており、彼らは近い将来、弊社で働き始める予定です。
弊社のネパールでの新しい取り組みは、当サミットの主催者であるフォースバレー様の支えがあってこそでした。
今年の1月には両社間で資本提携を結び、今後は弊社のみならず、業界全体の課題解決のため、活動していく予定です。
こうした背景の元、今回のサミットで、弊社の事例を参加企業に向けて発表してほしいとのご依頼をいただいたのでした。
私たちの課題
弊社が登壇させていただいたのは、2日目の“japantown※” 創立1周年記念セレモニーでのこと。
社長の山本が、自らプレゼンテーションを行いました。
私たちが抱えている課題が現在どのような状況で、どの程度深刻なのか。
そういった内容も迷わず開示しつつ、これまでとこれからの取り組みについて、山本から皆様に発表をいたしました。
※japantownとは…
フォースバレーが運営する、ネパールと日本のハブスポット。日本留学・就労を目指すネパール人を教育面やキャリア面から支援し、両国間をつなぐ活動をしています。詳しくはこちら
山本はこう言います。
「昨今、給食業界は様々な課題に直面しています。止まらない物価上昇、賃金アップへの対応、少子高齢化による採用活動の困難化などなど。
特に人手不足に関しては深刻であり、海外人材の登用は今後重要なキーになってくるでしょう。
今はよくても、5年後、10年後はどうか?30年後、50年後は?
そんな長期的な視点で課題と対峙し、戦略の1つとして私たちはネパールでの採用を始めたのです」
サミットには様々な業種の企業様が参加されていましたが、多かれ少なかれどの企業様も同じような課題を抱えていらっしゃるようで、山本の熱意あるプレゼンは皆様からご好評をいただくことができました。
こうしてプレゼンを大成功に終えたメーキューですが、ネパールでの取り組みはまだ始まったばかりです。
——そもそも、なぜネパールなのか?
海の外は広し、その中から陸の孤島と呼ばれるこの国に希望を見出したのには、もちろん理由があります。
次回【後編】で、「なぜネパールなのか」についてお話しいたします。お楽しみに!