2025年1月21日、弊社が受託する株式会社アイセロ(以下アイセロ)様にて、地元応援イベントを行いました。豊橋産のうずらの卵を使用したサラダバーと、同じく豊橋産のミニトマトを付け合わせた定食を同時に提供しました。今回のイベント企画の背景と共に、当日の様子をレポートします。
なぜうずらの卵?
豊橋市は、うずらの卵の生産量が日本一の地域です。全国シェアの約50%を占めており、 豊橋市の名物である豊橋カレーうどんにも必ず使用されている地元に愛される食材です。
しかし、昨年2月に小学生がうずらの卵を喉に詰まらせて亡くなるという大変重大な事故が起きてしまったことにより、以降全国の学校給食でのうずらの卵の使用がしばらく控えられてきました。それにより、うずらの卵の生産量は著しく低下し、うずらの飼育を大幅に減らすなどの厳しい状況が今もなお続いています。こうした背景を踏まえ、豊橋市を中心に、うずらの卵の消費を促進する運動がスタートしました。
この活動について、豊橋市役所の担当者様から次のようにお話しいただきました。
「豊橋市では、全国の皆さまに「うずらの卵が大好き!」と思ってもらい、日常生活でも豊橋産のうずらの卵を食べていただけるよう、昨年8月から「うずらを愛そう。うずLOVE運動」を開始しました。
これまで、数多くの方からご賛同いただき、うずらの卵の消費を盛り上げることができました。今後ももっともっと皆様にうずらの卵を愛してもらえるよう、豊橋を「うずら」で盛り上げていきたいと思います!」
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愛知県に根差して65年、私たちメーキューもぜひ地元の名産品を応援したいと考え、今回、豊橋市に本社を置く株式会社アイセロ(以下アイセロ)様※1と協力し、アイセロ様の社員食堂にてうずらの卵を提供することに決定しました。
※アイセロ様については、過去記事をご参照ください。
サラダバーの目玉
アイセロ様の社員食堂では、社員の皆様にたくさん野菜を召し上がっていただくため、毎週火曜日と金曜日にサラダバーを提供しています。このサラダバーは、生野菜やパスタ、煮豆、海藻など4~5種類ほどの品数を揃えたものとなっています。今回はそのうちの1つとして、うずらの卵を提供することになりました。約400個のうずらの卵を用意し、大変喜ばしいことにほぼ完食となりました。アイセロ様でうずらの卵がサラダバーに登場したのは初めてとなりましたが、この成功を受け、今後も定期的にうずらの卵を使用していくこととなりました。
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地元を応援するということ
実は今回、地元の名産品を使用したのは、うずらだけではありません。豊橋市はトマトの名産地でも知られています。そこで私たちは、うずらの卵と合わせて、豊橋市でミニトマトを栽培している天野農園様※2のミニトマトを再度提供することにしました。今回のミニトマトは、豊橋市のブランドとなっている「愛(めぐみ)」と呼ばれる、大変甘みのある品種でした。一般的なミニトマトの糖度が6度程度のところ、この「愛」は7~7.9度の糖度があり、このレベルの糖度はイチゴとほぼ同等となります。こうした地元の食材を使用することで、地域の皆様にさらに食事を楽しんでいただく、そして同時に地元で一緒に頑張っている人たちを応援する、というのが今回の私たちの目的でした。
※2 天野農園様については、過去記事をご参照ください。
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こうした私たちの活動について、豊橋市役所様より次のようにコメントをいただきました。
「今回、メーキュー株式会社様におかれましては、株式会社アイセロ様の社員食堂にて、豊橋自慢の「うずらの卵」や「ミニトマト」を取り扱っていただき、地産地消を盛り上げていただいたことに大変感謝しております!
それぞれに含まれる栄養素や美味しい食べ方などもご紹介いただき、皆さまに「うずらの卵」や「ミニトマト」の魅力がより一層伝わったことと思います。これからもぜひ豊橋自慢の農産物をご利用いただき一緒に豊橋を盛り上げていただけたらと思います!」
私たちは愛知県に生まれ、地元に根差して成長してきました。それもすべて地域の皆様の支えがあったからこそ実現できたことです。そして、今度は私たちが地域の皆様に恩返しをする番です。こうした取り組みを通じて、私たちは地元の魅力を再発見し、それを多くの方々に届けることで、地域全体の活性化に貢献していきたいと考えています。地産地消の輪を広げることは、私たちの理念の1つでもある「食を通じて地域の成長に貢献し、縁あるすべての人々の健康と幸せあふれる未来を実現する」ことに繋がると信じています。
これからも私たちは、地域に寄り添いながら皆様と共に明るい未来を創り上げていきます。