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PEOPLE

思い込みから飛び出して、給食を楽しもう。

HIROMI YAMAMOTO山本 裕美
2001年入社 三河第一営業部1G
エリアマネージャー 管理栄養士
管理栄養士の仕事を決めるのは、場所ではなく自分。
委託の給食会社で働くか、病院や施設直営の管理栄養士として働くか。管理栄養士にとって一度は迷うポイントではないでしょうか。私も、メーキューに入社し管理栄養士の資格を取得したとき、とても迷いました。メーキューでは現場調理を通して、自分のつくった食事をお客様に食べていただける喜びを知れましたし、栄養セミナーの講師を務めることもでき、とても充実していました。しかし資格の取得をきっかけに、管理栄養士としてさらに専門的な仕事をしてみたいという気持ちが湧いてきたのです。委託か直営か悩み続けていたとき、ふと思い直しました。「できないと思い込んで仕事の枠を決めているのは自分かもしれない。どっちもやってみよう!」と。どこで働くかではなく、自分がやりたいと思うことに挑戦するかどうか。そう気づいた私は、当時責任者として働いていた福祉施設で、新しいイベントを企画し始めました。
最初の挑戦は600個の手づくりケーキ。
施設の栄養士さんと企画したのは、ケーキバイキング。食べる時間をすこしでも楽しんでもらえるよう、10種類のデザートを考案しました。費用を抑えつつ、味・見た目・栄養までこだわったおやつを提供するため、すべて手作りです。およそ130人の利用者を対象に、600個のプチケーキと、シュークリームのタワーを4つ。さらに普通食の方もゼリー食の方も食べられるよう、献立を分けて用意しました。大変だとわかっていても、調理と栄養の両輪で進むと決めたのは自分。何より、全員に喜んでほしいという気持ちの方が大きかったです。当日の早朝から施設の小さな厨房でケーキを用意しました。結果は大成功。利用者のみなさんや介護士さんからも、何度もお礼を言っていただけて「やってよかった」と心から思いました。さらに、ケーキバイキングは3年連続でご要望をいただき、「イベント食」という行事の誕生のきっかけにもなりました。
枠にはまらない働き方で、給食を変えていく。
調理と密接に関わりがある委託給食会社だからこそ、やりたいことに挑戦していけば、仕事の幅を広げることも、専門的な知識を身につけることもできます。働く場所や役職は関係ありません。エリアマネージャーになったいまも、私は管理栄養士の意識を持ち続けています。マネージャーという枠にはまらず、直営の栄養士さんと専門的な会話もしますし、調理師さんとは異なる視点で問題を解決します。同じように、メーキューで働く全員が、委託給食のイメージにとらわれる必要はないと思っています。調理師、栄養士、お客様、関わる人の幅のひろさは委託給食の特権です。自分の得意分野を伸ばし、枠を超えるような仕事だってできるはず。私たちの目的は、食べてくれる人の健康と幸せをつくることです。そこに向かっていれば手段は問いません。私もメーキューも、給食の変化に合わせてどこまで枠を飛び出せるか、いまからワクワクしています。

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