背景と課題

もともとお取引していた給食会社さんが事業をお辞めになるということで、急遽別の業者さんを探すことになりました。お弁当給食を導入した時期もあったのですが、園としては「子どもたちに温かい食事を食べてもらいたい」という思いがありました。そんななか、メーキューさんの配膳型給食を導入されている名古屋市北区の幼稚園さんを見学させていただきました。そこで子どもたちが本当に楽しんで給食を召し上がっている様子を目の当たりにして「これはいいね」と。その後、メーキューさんの本社にもお邪魔して安全面や衛生面なども確認したうえで、依頼を決めました。わたくしどもは「師勝幼稚園」「西春幼稚園」両園で約500名の園児をお預かりしており、食数が多いにもかかわらずすぐに対応いただけたのはありがたかったです。

取引後の変化

導入に際し、給食費が上がりますので、それを保護者の方が受け入れてくださるかは心配でした。そこで親子給食会を開催し、実際に食べてご納得いただきました。

メーキューさんに給食をお願いするようになってから、「子どもたちが食事の時間を楽しんでいる」と感じられるようになりました。配膳方式なので、お皿に盛る量を子どもによって調節できるのがいいですね。小食の子も少なめに盛ることで「完食できた」という喜びになります。多少余裕を持った量でご用意いただいているため「おかわりができる」というのも、子どもたちはうれしいと思います。

献立は、栄養面をよく考えてくださっているのが伝わります。毎日必ず汁物がついてくるのもいいですね。寒い時期は体が温まるし、暑い時期は喉ごしがよくなって食事が進みます。ゼリーなどのデザートも手作りで提供してくださって、工夫が感じられます。

価値を感じる部分

アレルギーや宗教的な理由で特定の食材が食べられない園児に対しては、よく似た代替食材を使用したメニューを対応いただいています。お友だちが食べている給食と近いものを食べられるように配慮されていますね。一番気をつけたいのは安全面ですが、提供の際には他の食事と混ざらないよういったん職員室に運んだり、お皿の色を変えるなど、事故防止対策が徹底されています。

月ごとにお誕生日の子をお祝いする「お誕生日食」や、季節感のあるメニューも子どもたちから人気です。たとえば七夕には、ニンジンやポテトが星の形になっていて、「お星さまが入っている！」と、大はしゃぎでしたよ。